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食と共に、心の豊かさを。

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管理栄養士

>簡単な自己紹介からお願いします。

前職は、給食会社の栄養士でした。主な仕事は、献立を作成して食材の仕入れや発注、原価計算などに関わっていました。自分が考えた献立がカタチとなって出来上がることにやりがいを感じていましたが不特定多数の方が対象であり実際に食べた方と関わることがありませんでした。食事を通して人との関わりたいと思い転職を決めました。特養を選んだ理由は、一人ひとりと関わることができること、最期まで寄り添うことができること、通常の食事以外にも季節や嗜好に合わせた食事提供をできること、『食事を楽しむ』さまざまな取り組みができることに魅力を感じました。

>管理栄養士としてどんな仕事をしていますか?

食事に関わること全てですが、主な仕事内容は、特養ご入居者の栄養管理と食事提供です。

身体機能や栄養状態に応じて、個別の栄養ケア計画を作成、実施、フォローアップを行うことで、低栄養状態の改善を目的としています。食事時にご入居者のところを訪れて、食事の様子を観察、食べ物の飲み込みに問題がないか、食べる姿勢はどうか、食べ残しが無いか、水分が摂れているかなどを確認し、問題があれば検討します。食べる意欲を引き出すために、季節感やイベントを取り入れた食事を提供し、多職種と連携しながら、食事・栄養のサポートを行っています。

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>どのようなときに仕事のやりがいを感じますか?

『美味しい』というお言葉をいただいたときはうれしいです。味を感じる機能が衰えている方や食べる機能が低下している方に、『美味しく・安全に』召し上がっていただくにはどうしたらいいか等、常に考えています。その結果として『美味しい』といってもらうことはやりがいを感じます。また、課題がある方に対して、介護士や看護師、相談員と一緒に検討しながら、良い結果が出た時にやりがいを感じます。

>のぞみの園の好きなところを教えてください。

多くの職員が、のぞみの園の基本理念を念頭に同じ方向に向かって取り組んでいるのを感じます。管理栄養士はこの施設にひとりですが、多職種と協力し合い、ご入居者・ご利用者すべての方に適切な食事と栄養を届けることができるところが長年勤めている理由のひとつでもあります。

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>これまでのお仕事の中で、印象的だったことはありますか?

あるご入居者の看取り期です。在日韓国人の方で、『最期にキンパ(韓国の巻き寿司)を食べたい』と希望がありました。ご家族様からも同様の希望があり、食べることが難しい状態ではありましたが細かく刻み、トロミでまとまりをつくったものを少量ずつ舌にのせて味わっていただきました。その方もご家族様も涙を流し喜んでおられたのを今でも思い出します。


>今後どのような取り組みを考えていますか?

食事を通して、ご入居者が楽しめるイベントやレクリエーションを積極的に行いたいです。感染症対策のこともあり控えていたのですが、厨房内だけでなくフロアで一緒に楽しめる食事作りなど、視覚や聴覚など五感を刺激できるような企画をしていきたいです。『食べる』ということは、生命維持や健康維持・増進に不可欠なものであり、満足感や楽しみを得ることができるものだと思います。栄養管理と食事提供の両方をバランスよく回しながら、全体のケアにつなげていきたいです。

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